生活相談員対談

大塚商会では、障害者職業生活相談員が10名在籍しており、入社後も安心して働けるようサポートしています。相談員と社員の対談から、大塚商会のサポート体制について紹介します。

A.Kさん(左)
2008年入社
人事総務部
西日本管理課
視覚障がい
T.Tさん(右)
障害者職業生活相談員
人事総務部
西日本管理課
下肢障がい

特別扱いされない環境が働きやすさのベースにある

T.T:
入社して環境や仕事には、もう慣れましたか?
A.K:
同じ部署の先輩方がよくしてくれるので、とても充実しています(笑)。 私に必要なパソコンソフトや機器も完備してもらったので、作業に戸惑うこともありません。
T.T:
A.Kさんには、パソコン画面を拡大するソフトや音声読み上げソフト、視覚を補助する機器が必需品ですものね。入社時から相談員とはよくコミュニケーションを取られているそうですね。
A.K:
そうですね。相談員の方には、よく面談の時間をもらいました。視覚障がいは見た目では分かりにくいですから、他人から誤解を受けやすいことを、入社前はとても心配していました。相談員の方の「自分のことをしっかり伝えていけば大丈夫」というアドバイスに、とても勇気づけられました。
T.T:
そういう面では、大塚商会の社員は障がい者に対する対応が自然ですよね。健常者と同じように接してくれながら、個々に必要な配慮がされている感じです。
A.K:
そうなんです。障がい者が特別扱いされていないって感じる環境は、働きやすさのベースですよね。心配が杞憂に終わって、本当によかったです。

同じ障がいをもつ先輩がいる職場なら安心して働ける

T.T:
A.Kさんが大塚商会に入社を決めた理由を教えてください。
A.K:
大学で社会福祉を勉強していたので、ユニバーサルデザインに関する仕事に就きたくて、最初は電機メーカーの事務職を希望していたんです。また、2歳から続けている水泳競技と仕事を両立させたいと思っていました。でも、それを満たしてくれる会社になかなか出会えなくて……。
T.T:
そうですね。仕事とスポーツを両立してできる会社って、あまり多くはないですからね。

A.K:
そんなとき、合同企業面接会で大塚商会と出会って、面接官の方が、「大塚商会には、視覚障がい者も就労されていますよ。また、車椅子バスケと仕事を両立させている先輩もいるから心配ないと思いますよ。」って力強く言ってくれて、ここなら安心して働けると決めることができたんです。
T.T:
面接官の一言が決め手になったわけですか。合同企業面接会での面接官は相談員を兼ねている者が対応しているので、同じ相談員である私としても嬉しいですね。
A.K:
それ以外にも、入社前に視覚障がい者の社員と会う機会をつくってくれたので、仕事に必要なソフトや機械の使い方も覚えられました。相談できる方がいるので心強いです。

相談員や先輩たちに支えられて、毎日楽しく充実した職場に

T.T:
社内の雰囲気はどうですか?
A.K:
なにかあったら相談員に気軽に相談もできますし、部署の先輩だけでなく、同じ障がいを持つ先輩からもいろいろ教えていただき、皆さんに支えられている感じです。仕事と水泳の両立も、水泳クラブの練習時間を伝えてあるので、上司も「もう時間じゃない?」と快く送り出してくれます。
T.T:
それは、良かったですね。私を含めて採用メンバーのほとんどが相談員の資格を持っているんです。これほど多くの相談員がいる企業も珍しいかもしれませんね。相談員の役割は、障がいをもって働く社員を長期的にサポートしていくこと。でも、私の理想は"いつもそばにいる話し相手"かな。
A.K:
障がいに関することは、なかなか他の社員に相談しにくいこともありますが、相談員には気軽に話せますから精神的にもとても楽です。これから、ますますお世話になると思いますが、よろしくお願いします。
T.T:
こちらこそ。でも、仕事は厳しく指導しますからね(笑)。