先輩社員インタビュー A.Tさん

A.Tさんのポートレート1

障がい者採用で出会い、希望して入社。
自分が決断した選択は正しかったです。
A.Tさん新卒
業務管理部
城北業務1課
2021年4月入社
上肢障がい

障がいの有無に関わらず、フラットな評価が魅力

私は上肢に障がいがあって、就職活動は最初から障がい者採用に絞って始めました。情報収集していく中で目に留まったのが、大塚商会でした。それまで障がい者は健常者と比べて入社後は違うレールの上を歩かなければならないのではないかと不安があったのですが、そのようなことは一切なく、仕事内容も待遇もまったく同等で、努力や能力次第で同じように評価してもらえることを知って、すごく魅力を感じました。 選考はまず説明会に参加し、そこで人事担当者の方々が親身に寄り添ってくださったことや人柄がとても印象的で、入社の決め手になりました。お話をしているうちに活発で明るい雰囲気が伝わってきて、素直に「私もこのような人になれたらいいな」と思いました。 また、スタッフ職の仕事が、営業をはじめ周囲の人たちとチームワークを大切にして協働していくことにも惹かれました。

協働して仕事をやり遂げた時に、やりがいと達成感を実感

業務管理部城北業務1課で私は、同じ社内の田端支店の営業担当がお客様から受注した案件を、書類に基づいて仕入メーカーへ発注し、最終的にお客様に請求を行うまでの業務を担当しています。当社では数多くの商品アイテムを取り扱っていますが、私は複合機の販売・リース、パソコンやたのめーるの営業担当のサポートをしています。 発注業務は電話やメールで行うことが大半ですが、仕入れ先であるメーカーの方が来社された際は、対面で打ち合わせを行うこともあります。 社内では営業担当とコミュニケーションを取ることが多く、できるだけ話しかけやすい雰囲気をつくることや、どんな時でも変わらずに同じトーンで受け答えすることを意識しています。安心して仕事を任せてもらうためにも、常に自然体で丁寧な対応を心がけています。 志望動機にもつながることですが、営業担当と密にコミュニケーションを取りながら、協働して仕事をやり遂げた時は、やりがいと達成感を強く実感しています。

先輩社員を目標に仕事に励み、後輩社員の指導にも注力

面接の時に人事の方から「障がいがあるために難しいことはないですか」と聞かれました。私は両手の中指が欠損していて、パソコンを操作するのに他の人より少し時間がかかるかもしれないことを伝えたところ、業務上問題はなく、サポートが必要であればしっかり行っていくと、すごく気にかけてくださったのが印象的でした。 現在、仕事をしていく上で支障はなく、たとえばメールを発信する際には署名登録をしておいて時間の短縮を図るなど、自分でも工夫をして仕事に取り組んでいます。 社内はフリーアドレスを導入した風通しのいい環境です。人事や所属部署のマネージャーと定期的な面談の機会もあるので不安はなく、仕事のしやすさにつながっています。 また、経験豊富な先輩社員や仕事と家庭・育児を両立している先輩社員がいることもいい目標になっています。一方で、後輩社員も入社してきて「教える」ことも増えてきているので、自分が新人の頃を振り返りながら懇切丁寧な指導に努めています。

職場で働いている人に会うことは、大きなメリットです

障がいを抱えている人たちの多くは、何らかの壁を乗り越えてきた経験をもっているのではないでしょうか。それを自分の長所や武器として活かし、自信をもって就職活動にチャレンジしてほしいと思います。 そして、就職後のミスマッチを起こさないためにも、志望企業の仕事内容を調べて知ることや、直接対面で会って話を聞いて自分で体感することをお勧めします。

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A.Tさんのポートレート4

プロフィールA.Tさん 大学時代は4年間、バスケットボールサークルでプレーヤーとして活動。趣味は舞台芸術で、学外の劇団でミュージカル俳優を経験。自分が舞台に立つことで、障がいをもっている同じような境遇の人に向けて、何かを発信できるのではと考え、活動を開始。現在も休日には劇団で演じる傍ら、歌うことも好きでライブ活動に参加。アコースティックギターを使って、オリジナル曲を作詞作曲して披露するなどアクティブに過ごす。